2023年8月18日

オーディオケーブルの「ハイインピーダン伝送」と「ローインピーダンス伝送」について

ケーブルの長さについては、短い方が音質が良いです。特にRCA・XLRケーブルは可能な限り短く配線する事が重要です。CDトランスポートやPC/サーバー、レコードプレーヤーなどからパワーアンプまでのすべての配線はハイインピーダンス伝送の為ノイズの影響を受けやすく、配線が長くなるほど信号が著しく劣化します。必要以上に余裕を持った配線は避けてください。

配線を長くしても信号の劣化が少ないのは、ローインピーダンス伝送でノイズの影響を受けにくいスピーカーケーブルと電源ケーブルです。これらのケーブルも短い方が音質が良いですが、RCA/XLRケーブルほど無理に短くする必要はありません。長さに余裕を持って配線してください。

この「ハイインピーダンス伝送」と「ローインピーダンス伝送」の違いにおけるケーブルの長さの選択についてはほとんどのケーブルメーカーや販売店が伝えていない、ケーブルの選択において非常に重要な事項です。

【1】各種ケーブルはできるだけ短く配線する。
【2】RCA/XLRケーブルは特に短く配線できるようにセッティングを工夫する。
  ※その為にスピーカーケーブルと電源ケーブルを長く配線する方法を取ります。

この2つを守って頂くだけで、システムの音質は驚くほど向上します。セッティングにおいては両スピーカーの中央の奥にプレーヤーやアンプを設置して頂く形が最善になりますが、その設置ができなくてもケーブルを短く配線するよう工夫して頂けましたら、必ず良い結果が得られると思います。

「機器のレイアウトを改めて見直して頂きたい。」それほどケーブルの短さは何よりも大切だと考えています。

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